「自分の才能がわからない…」
「ずっと自分の才能や強みを探しているけど見つからない…」
このような悩みを抱えている方は多いんじゃないでしょうか。
「自分には〇〇の才能がある」
この状態になれば、迷いがなくなり自信が持って人生を送ることができます。
その方法が書かれているのが、今回紹介する『世界一やさしい「才能」の見つけ方』です。
著者は30万部を超えるベストセラー『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の八木仁平さんです。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方についての記事も書いてます。
ご興味があれば、こちらの記事もお読みください。
本書には、一生ものの自信が手に入る自己理解メソッドが解説されていて、誰でも自分の「才能」を見つけることができます。
- 世界一やさしい「才能」の見つけ方の基本情報
- 世界一やさしい「才能」の見つけ方の要約
- 【実践】才能を見つける技術
- 本書が世界一やさしい理由
本記事では私が実際に行ったワークも公開しています。
どんな流れで「才能」を見つけるかを具体的にイメージできます。
ぜひ、あなたもご自身の「才能」を見つける参考にして下さい‼︎
世界一やさしい「才能」の見つけ方の概要
基本情報
タイトル | 世界一やさしい「才能」の見つけ方 |
著者 | 八木仁平 |
価格 | 1,540円(税込) |
出版社 | KADOKAWA |
ページ数 | 272ページ |
出版年月日 | 2023年4月3日 |
著者情報
著者の八木仁平さんは、
- 2ヶ月でコンビニのバイトをクビ
- 1日で逃げたテレアポバイト
- 100回のヒッチハイクの経験
- 1年半でブログ収入100万 など
これらの経験から独自の自己理解メソッドを開発されました。
現在は株式会社ジコリカイ代表取締役として約70名のメンバーのリーダーをされています。
株式会社ジコリカイ代表取締役。高知県生まれ。早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV。Twitterフォロワー数4万人超に。最終目標は「国語・算数・理科・社会・自己理解」といわれる世界をつくることに。
前作の『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は著書1作目にして30万部を突破してベストセラーになっています。
「才能」の定義、才能は見つけるもの
才能は見つけるもの、「才能」の定義
才能の定義=つい、やってしまうこと
才能とは無意識にやっている行動なので、今はみなさん気付けていない状態です。
だから、自分の行動をふり返って見つける必要があるんですね。
誰しも才能はあります。
ただ、その見つけ方を知らないことで困っているんです。
本書はその見つける方法をわかりやすく、誰でもできるように書かれています。
才能を活かしていない人は「陸にいる魚」
才能を活かしている人は「水の中にいる魚」
今、努力してるのにうまくいってない人は、もしかしたら魚なのに陸で頑張っているのかもしれません。
自分の才能を見つけて、活かせる場所(=水の中)に身を置きましょう。
才能を強みに変える「2つの公式」
才能はあくまで素材で、それを強みにするための2つの公式があります。
短所←才能→長所
「才能は短所にも長所にもなる」というシンプルなことです。
長所=才能ではないのです。
自分の短所ばかり目につく私にとっては、目から鱗でした‼︎
短所を書き出して、それを裏返すと才能が見えてきます。
また、才能が長所として出せる環境に身を置くことが勝負どころです。
イレギュラーなことに柔軟に対応できない→計画を立ててコツコツやれる
自分に当てはめて考えてみましょう‼︎
才能×知識・スキル=強み
著者によると、強みとは長所よりも1段階上にある「成果を生む能力のこと」です。
ピカチュウなのに、葉っぱカッターを練習するな
ポケモン赤・緑世代の私にとってはとてもわかりやすい例えです。
でんきタイプ(才能)のピカチュウに葉っぱカッター(知識・スキル)を掛け合わせてもできないか、もしくは全く強くなりません。
自分の才能がなんなのかをわかった上で、どの知識・スキルを掛け合わせるか。
才能→スキルの順番がとても重要です。
【実践】才能を見つける技術
それでは実際に才能を見つけるためのワークをやっていきます。
このワークが取り組みやすいというのも”世界一やさしい”所以です。
早速やっていきましょう‼︎
①5つの質問に答る
1.他人にイラッとすることは?
人にイラッとしてしまうことというのはつまり、自分なら普通にできてしまうことです。
なので、イラッとする裏側には才能が隠れている可能性が高いんです。
この1問だけでも、自分の傾向がなんとなく見えてきますね。
2.親や先生によく注意されたことは?
注意されることというのは、あなたの突き抜けているポイントです。
ダメな部分と思い込まず、振り返ってみましょう。
3.やっちゃダメと禁止されると辛いことは?
才能とは「つい、やってしまうこと」です。
なかなか思い出せない方は、「これまで息苦しかった環境は何か?」と考えてみるのもいいです。
「朝一番に来て、夜は最後まで仕事をする」美徳が私にはどうしても理解できませんでした。
「限られた時間で、最大限の成果を出す」思考が自分のパフォーマンスを上げれると気付きました。
4.あなたの短所で「だからこそ」で言い換えるとどうなりますか?
短所と長所は表裏一体です。「短所←才能→長所」でしたね。
短所を才能を介して長所にする魔法の言葉が「だからこそ」です。
「だから」でつなげるとネガティブな思考になるので注意です。
短所なら何個でも思いつくという人は取り組みやすいワークです。
短所の数だけ長所があることに気づくことができます。
5.他の人は嫌がるのに自分には楽しいと思えることは?
多くの人にとっては「仕事は苦痛が伴うもの」ですが「仕事とは遊びであって、喜びが伴うもの」
「自分にとっては苦に感じず、むしろ楽しいからいくらでもできる」ことを見つけます。
②1000リストから選ぶ
才能を見つける技術の2つ目として、巻末特典の「才能の具体例1000リスト」から才能を選ぶことが紹介されています。
コツは2つあります。
- 短所の欄を見ながら考える
- 似たような才能はしっくりきたものに○をする
- 細かい点を気にして前に進まない←細かい部分を修正する→細部にこだわって磨き上げる
- 必ずしも成果に結びつかない←いち早く行動する→状況を打開する
- すべてが平均的にしか進まない←一度に複数のタスクをこなす→全体の効率を上げる
自分の短所は誰しも思いつきやすいので、このリストを使って才能や長所に変換することができます。
手軽にチェックできて、気付きもあるとても使い勝手がいいリストです。
一気に1000全部をチェックしなくても100だけでもかなりの発見がありますよ。
③3つの切り口で他人に聞く
「他人に聞いてみる」は才能を見つけるためには必ずやるべきです。
なぜなら、才能は「自分にとて当たり前にできること」なので、見つけたとしても「これって誰でもできるよな」と思ってしまうからです。
他人から才能を聞き出す時の切り口は3つあります。
- 人から褒められて意外だったことは?
- 私が他の人と違う点はなんですか?
- 私は何をしているときが楽しそうですか?
人から褒められて意外だったことは?
ポイントは、頑張っていないのに感謝されたことを考える→そこで「自然とやっていたこと」を考える。
ここでは注意することとして「謙遜しないこと」と書かれています。
謙遜すると、自分の才能に気づけなくなるから。なるほどですね。
私が他の人と違う点はなんですか?
違っているところとは、良くも悪くも「目立っているところ」です。
「目立っているところ」の裏側に才能が隠れています。
今、短所か長所になっているかは横に置いといて考えてみましょう。
私は何をしている時が楽しそうですか?
才能を発揮している時はエネルギーがみなぎり、溢れている状態です。
それが周囲の人から見ると、楽しそうに見えるのです。
意外な答えも多くもらえたので、とても気付きが多かったです。
才能マップをつくる
ここまでの3つのワークに取り組んだことで、
- 才能を表した「動詞」
- 才能の具体的な「経験」
が出てきました。
ここではそれを1つの地図にまとめていきます。
より整理されて、自分の才能に自信が持てるようになります‼︎
- 才能を3〜5グループに分類する
- 柱に具体的な経験を記入する
- 才能マップを3つ完成させる
それぞれ具体的な手順を紹介します。
①才能を3〜5グループに分類する
ここまでのワークで出てきた「才能を表す動詞」を全部書き出していきます。
その中で似たようなキーワードがあるはずです、それをグルーピングしていきます。
グループにできたら、一言で表す動詞を考えます。
一言で表す動詞が屋根部分になります。
②柱に具体的な経験を記入する
それぞれの柱の部分に、その才能と関係している具体的な経験を記入していきます。
才能に確信を持つことが目的なので柱にする経験は、「短所」として出た経験でも問題ありません。
4つ以上の経験が記入できればその才能マップは完成です。
③才能マップを3つ完成させる
①〜②の手順で才能マップを3つ完成させたら、「才能を見つける」作業は終了です。
「5つの質問に答える」から「才能マップ」をつくるまで約90分でできました。
休日の朝に少し早起きして、静かな環境で取り組むのもいいかもしれません。
まとめ:なぜ、世界一やさしいのか?
今回の記事では、『世界一やさしい「才能」の見つけ方』を要約し私の実践例を紹介しました。
確かに、「これが自分の才能か。」と思えるものが明確にわかりました。
なぜ、世界一やさしいのか?
それは、明確な定義づけと公式になっているから。だと思います。
誰がどう見ても理解できます。
自分の才能がわかると迷いがなくなり、自然と自信がつきます。
自分の才能って何だろう…?と思われる方にはおすすめの1冊です。
ぜひワークまで取り組んでみてください。
きっと、才能だけでなく自信のおまけも付いてきますよ!
他にも書籍の紹介をしています。
こちらもぜひ読んでみてください。
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