スポンサーリンク

【要約・感想】すごい言語化|営業マンこそ読むべき本

読書
読書
スポンサーリンク

営業成績がなかなか上がらない…

販売促進のための企画が売上につながらない…

営業をされている方は誰しも悩まれることかと思います。

ただひら
ただひら

私も普段は営業をしており、悩んだ時期がありました…

とにかく数をこなしてみたり、人の真似をしてみたり、時には半ば強引に売り込んだりもしましたが全くダメでした…

その原因は、お客さんに伝える内容がうまく言語化できていないからかもしれません。

そこで今回は【すごい言語化「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法】を紹介します。

本書に書かれている内容を実践することで確実に営業成績も上がりますし、企画も成功します。

その上、明日から実践できますので成果がすぐ出ることも期待できます。

この記事では、下記について紹介しています。

  • そもそも言語化とは何か?
  • ビジネスで言語化すべき項目
  • 相手に伝えるべき5段階項目
ただひら
ただひら

普段、営業をしている私目線で特にすぐ実践できる内容を感想も交えて要約しています。

普段、営業をされている方は特に、ぜひ記事を読んでみてください。

さらに詳しく知りたいと思ったら、下記より本書をお買い求めください。

スポンサーリンク

「すごい言語化」の概要

基本情報

タイトルすごい言語化 「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法
著者木暮太一
価格1,760円(税込)
出版社ダイヤモンド社
ページ数256ページ
出版年月日2023年6月6日

著者について

著者の木暮太一さんは慶應義塾大学をご卒業され、富士フィルム、サイバーエージェント、リクルート勤務を経て独立されています。

学生時代に『資本論』を言語化した解説書が大学生協や一般書店で累計5万部を突破したという、今回の書籍を物語るエピソードをお持ちです。

現在はマトマ出版(マトマ商事有限会社)の代表取締役を務められております。

作家・出版社経営・言語化コンサルタント

中学2年生の時から、わかりにくいことをわかりやすい言葉に変換することに異常な執着を持つ。学生時代には『資本論』を「言語化」し、解説書を作成。学内で爆発的なヒットを記録した。

ビジネスでも「本人は伝えているつもりでも、何も伝わっていない!」状況を多数目撃し、伝わらない言葉になってしまう真因とどうすれば相手に伝わる言葉になるのかを研究し続けている。

企業経営者向けのビジネス言語化、出版コンテンツの言語化コンサルティング実績は、毎月100件以上、累計で1万件を超える。コンサルティング中に頭の中が言語化され「ずっと、それが言いたかったんです」と涙を流すクライアントも多数。

子供の頃から、わかりにくいことをわかりやすい言葉に変換する訓練を積んでこられ、学生時代に自作した経済学の解説本を学内でヒットさせるという伝説をお持ちの名実ともにある方です。

「すごい言語化」の定義と大事な法則

本書は前半が言葉の定義や知識の解説(1〜2章)、後半がその具体的な活用方法の紹介(3〜5章)という構成になっています。

ただひら
ただひら

営業やビジネスの場面で特に重要!すぐに実践できる!という本書の内容をPick Upして紹介していきます。

「すごい言語化」の誤解

言語化とは、「自分の頭の中にあるものを、言葉に置き換えて、『誰か』に理解してもらうこと」です。

すごい言語化 序章 「言語化」されないと、何が起こる?
ただひら
ただひら

単に頭で考えていることを文字に起こしたりすることではないんですね。

言語化で大事なのはどう伝えるか(方法)ではなく、何を伝えるか(内容)です。

営業においては、テレアポをする、パンフを使って説明するなどの方法をばかり考えても上手くいきません。

その前に、何を伝えるか(内容)を整理する必要があります。

何を伝えるか(内容)を整理するために、本書では「PIDA(ピーダ)の4法則」が紹介されています

PIDAの4法則とは?
  1. Purpose(目的の整理):何のために言語化するのを考える
  2. Item(項目を選定する):明確に言語化するには何を伝えるのかを考える
  3. Define(その項目を定義する):その項目はどういう意味なのかを考える
  4. Apply(その定義が伝わる表現に当てはめる):意図した定義が伝わるフレーズを使う

この4つの要素を押さえていれば言語化されているようになっています。

言語化は方法ではなく内容を考えることです。

ビジネスでは「言語化すべき項目」が決まっている

ビジネスにおいては特に「言語化すべき項目」が決まっていて、項目を意識するだけで成果に大きく影響します。

ビジネスで「言語化すべき項目」
  • なぜそれを
  • なぜ今
  • なぜ私から

さらに段階に細分化したものが「ビジネスの言語化に必要な5段階項目」です。

ビジネスの言語化に必要な5段階項目
  • 第一段階
    提供する価値の言語化:value
  • 第二段階
    他社との差別化の言語化:differentiation
  • 第三段階
    自社の信頼性の言語化:reliability
  • 第四段階
    価値が提供される理屈の言語化:process
  • 第五段階
    相手に取ってもらいたい行動の言語化:action
ただひら
ただひら

私が数年前に中古のファミリーカーを購入した時のことを例に紹介します。

例)ただひらのケース
  • 第一段階
    提供する価値の言語化:家族5人の車移動を楽しくする

    当初は、3人目の子供が生まれる前に大きな車に乗り換える必要があるため、車を見に行きました。その場で買うつもりはなかったです。

  • 第二段階
    他社との差別化の言語化:ちょうどいい大きさで室内モニターが付いている

    ちょうどいい大きさの車は他社にもあるが室内モニターが付いているのはなかなかない。移動中に子供もTVやDVDを見て楽しめる。

  • 第三段階
    自社の信頼性の言語化:誰もが知る大手の会社

  • 第四段階
    価値が提供される理屈の言語化:店に車があるので移送費も必要ない

    車が店にあるので移送費がかからない。その分、値段を下げることができる。

  • 第五段階
    相手に取ってもらいたい行動の言語化:即決してください

    最大限の割引をするので、今ここで決めてください。

当時対応してもらった営業マンは見事にこれらの項目を言語化して私に説明していました。

ただひら
ただひら

今でも、いい買い物をしたと満足しています。

「すごい言語化」を明日から実践できるポイント

この章では、ビジネスの言語化に必要な5段階項目の中で明日からすぐに実践できるポイントを紹介します。

価値を言語化する

それが与える変化に着目する

自社製品やサービスの価値はお客さんにどんな変化を与えられるのか?を考えると言語化しやすいです。

価値の一番の定義は「価値は変化である」からです。

おしゃれな服があって、素材がいいということを説明されても価値を感じませんが、それを着るとモテて彼女ができるという価値を説明された方が買いたくなります。

「この商品を使えば、あなたができなかった(もしくは苦労していた)A→Bの変化が得られます」

すごい言語化 第3章 「すごい言語化」を自分のものにする

このフォーマットに当てはめて考えると、価値を言語化しやすいです。

顧客は、自分が欲しいものを言語化していない

顧客から「こういう商品が欲しい」といわれても、その言葉をそのまま受け取るのではなく、あなたから「現状のこんな状態を、このように変えることをご希望でしょうか?」など、価値を例示する言葉を出し、認識を揃えましょう。

すごい言語化 第3章 「すごい言語化」を自分のものにする

自社の製品やサービスを紹介する前に、お客さんの欲しいものを言語化するというステップがとても重要です。

お客さんの頭の中にある「こんなものが欲しい」というものの解像度を上げて、それを自分も同じように見えている状態にします。

そうしないと全く見当違いなことを紹介するハメになります。

差別化を言語化する

他社商品では顧客がやりたいことができない、うちの商品だったらそれができると伝えることが肝なんです。

すごい言語化 第3章 すごい言語化を自分のものにする

よく勘違いしてしまいますが、差別化は「他の商品との違い」や「他の商品と比べて優れている点」ではないです。

例えば、
  • うちの商品は他社にはない高級な素材を使っています。
  • うちのサービスは他のサービスと比べても安いです。
  • A社との違いはここが違います

と言っても、お客さんはなかなか選んでくれません。

なぜなら、お客さんにとっての価値がわからないからです。

差別化を言語化するためには先ほど紹介した価値を言語化しないとできません。

本書では、差別化を表すための言語化フォーマットが紹介されています

フォーマットを活用することで、簡単に差別化を言語化することができます。

価値提供プロセスを言語化する

価値を言語化するだけでは不十分で、どういう順序で価値が実現するかも伝える必要があります。

順序は変化を何段階かに分けて紹介していきます。

お客さんにとって価値が魅力的でも、それがどんなふうに実現できるかが想像できなければ信じれないからです。

ただひら
ただひら

「幸せになる壺」と言われても、なかなか信じれないですよね…

本書では価値提供プロセスを言語化するフォーマット紹介されています

このフォーマットを活用すると、お客さんにどのようなステップで価値が実現されていくかを具体的にイメージすることができます。

相手に取ってもらいたい行動を言語化する

お客さんに価値やそのプロセスに納得してもらえたら、最後にはっきりと明確に、取ってもらいたい行動を伝えないと、価値やプロセスを言語化した意味が無くなります。

なぜなら、お客さんには今までしていなかった新しい行動を取ってもらうからです。

こちらは当たり前と思っていても相手はわからないのです。

営業の場面で考えると、
  • 「ご検討お願いします」
  • 「ご興味があればご連絡ください」
  • 「お返事お待ちしています」

自社の商品に価値を感じてもらっているお客さんにほど、このような言葉は使うべきではないです。

高い確率で行動してくれません。

下記は、先ほど紹介した車の営業マンから言われた言葉です。

奥様にお電話で値段についてご確認いただき、問題なければ本日ご購入してください。

ご家族が5人になられても、ちょうどいい大きさの車ですし特に室内モニターがありますので車移動を楽しく過ごせるかと思います。

ぜひ、ご購入いただきますようよろしくお願いします。

と、言ったようにできるだけ取ってもらいたい行動を具体的にして伝えることが重要です。

ただひら
ただひら

相手が価値を感じてもらっているかどうかの判断もしっかり見極める必要がありますね。

「すごい言語化」は営業マンこそ取れ高が高い

今回の記事では、【すごい言語化 「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法】を紹介しました。

本書の内容は営業マンこそ実践できることが多いです。

広くはビジネスに関わる全員が参考にできる内容です。

営業成績を上げたい、営業スキルを磨きたい方は下記より購入し読んでみてください。

間違いなくすぐ言語化スキルが向上し、それが成果にも反映されます。

他にもおすすめ書籍の紹介をしています。

こちらもぜひ読んでみてください。

コメント

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました