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【要約・感想】世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

読書
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この記事はこんな方に向けて書いています
  • 自分は何をしたいのかがわからない。
  • 過去に自己分析の本を読んできたけど、結局わからず終い…
  • ずっと自分探しで迷宮入りしている。

私も例に漏れず、「自分は何がしたいんだろう…」と人生の節目節目で考えてきました。

その度にやりたいことがはっきりしてないなんてダメだ。と自己否定に陥って、モヤモヤすることを繰り返してきました。

そんな経験のある方に、今回の【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】おススメします。

この本のすごいところは、やりたいことを2つの公式で導き出すところです。

公式①好きなこと×得意なこと=やりたいこと

公式②好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方CHAPTER3

つまり、自分のやりたいことが算数を解くように明確にわかるのです。

ただひら
ただひら

今までの自分に禅問答をするとは全く違います。

本書のメリット
  • やりたいことを見つける方法が体系的、論理的にわかりやすく知れる
  • やりたいことの見つけ方の公式が画期的で、非常にわかりやすい
  • やりたいことを分解して、要素を定義付けされているのでわかりやすい
  • 著者の八木甚平さんの例もあって、自分に置き換えやすい
  • 定義付けや例えで理解が深まるので、ワークが進めやすい
  • 本を読み終える時には、自分のやりたいことリストが出来上がっている

特に、下記のような人には今すぐ本を読んでほしいです。

  • 就活生
  • 新社会人
  • 転職を考えてる人
  • 独立を考えている人
  • なんか日々モヤモヤしてる人
  • 自分が何をしたいのかわからない人

私は娘が3人いますが、彼女たちが大きくなったらこの本は贈りたいと思っています。

この記事で納得できたり、やってみたいと思われましたら、本書を読んでワークをしてください。

読むだけではダメで、実際に自分を深堀りする作業をすることが大切になってきます。

きっと今までに無いくらい、あなたのやりたいことが鮮明になります。

それでは、内容について紹介していきます。

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まず、「やりたいこと」の勘違いを解く

まずは「やりたいこと」のこうあるべきと言う前提の勘違いを解きます。

多くの人は自分の「やりたいこと」を考える時、自分でハードルを上げてしまっています。

そして、「こんなんじゃダメだ。」と億劫になり考えないか、先延ばしにしてしまいます。

「やりたいこと」ってこう考えてませんか?

  • 一生続けられることでないといけない
  • 「やりたいこと」を見つけた時は運命的に感じる
  • 人のためになること、じゃないといけないと思ってる
  • 見つけるには行動するしかない
  • やりたいことが仕事にならない
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方CHAPTER1

本書では、上記の勘違いを1つずつ解いてくれます。

まず、勘違いを解いて「やりたいこと」を考える環境を整えましょう。

やりたいことを分解する

この書籍の一番の特徴は「やりたいこと」を分解して、公式化していることです。

今までの自己分析本は過去の出来事を洗い出しましょう、そこから何を感じたか振り返ってみましょうといった内容がほとんどだと思います。

ただひら
ただひら

ワークをした後も、何となくしか理解が深まらない。。。

一方、この書籍では2つの公式が示されています。

私はこれがこの書籍で1番画期的かつ大事なことだと考えています。

公式①好きなこと×得意なこと=やりたいこと

公式②好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方CHAPTER3

一見、当然のことでは?と思われるかもしれません。

しかし、好きなこと/得意なこと/大事なことそれぞれの定義を説明するとなると明確になっていない方は多いと思います。

定義を理解することで、
  • 自分の好きなことはこんなことなんだ
  • 私は得意なことの理解がまだ不十分だな
  • 私の大事なことは〇〇なのでこういうことにチャレンジしてみよう

といったように、

気づきや自己理解、今後の方向性を決めるといったことを明確にすることができます。

見つける順番が超重要‼︎

好きなこと/得意なこと/大事なことには、定義を理解する他に、見つける順番がとても大切になります。

  1. 大事なこと
  2. 得意なこと
  3. 好きなこと
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方CHAPTER3

この順番で理解とワークを進めていきます。

私は今まで、自分のやりたいことを好きなことから見つけようとしてたので上手くいってなかったんだな、と合点がいきました。

好きなことから考えてしまうと、選択肢が狭まり最終的に迷子になってしまいます。

例えば、

お笑い、漫才が好き=好きなこと

人前で喋るのは得意?空気を読むのが得意?ネタを考えるのが得意?

→これらは自分は得意なのか?

何が大事?本当にやりたいことなのだろか…?

→なんでお笑いをやりたいんだろう?

ただひら
ただひら

今まで、何度もこのパターンに陥りました…

逆に、

人を笑顔にしたい、明るい気持ちにしたい、勇気づけたい=大事なこと

書くこと、歌うこと、踊ること、話すこと…=得意なこと

筋トレ、英語、コミュニケーション…=好きなこと

→話すこと×コミュニケーション=お笑いで人を笑顔にしたい

→話すこと×コミュニケーション=営業の仕事で人を笑顔にしたい

→話すこと×英語=通訳の仕事で外国人を笑顔にしたい

→書くこと×筋トレ=ブログの仕事で筋トレ初心者を勇気づけたい

と言ったようにやりたいことのリストができます。

なので、見つけていく順番は大切です。

大事なこと

大事なこと(価値観)はやりたいことを見つける上で一番重要なので、最初に見つけます。

目標と大事なこと(価値観)の違い

大事なことを見つける上で、目標と大事なこと(価値観)の違いを理解するのは重要です。

なぜなら、目標を追いかけて達成してしまうとそこで止まってしまうからです。

ただひら
ただひら

私は本書を読んで、価値観=目的と理解しています。

例えば、

あなたは片足が義足でハンディーキャップを持っているとします。

そんな時、富士山に登ることを決意します。

価値観=目的は、ハンディーキャップを持っている人に勇気を与えたい

目標は
  • 一合目には〇〇時間以内で到着する
  • 二合目には〇〇時間以内で到着する

        ︙

  • 十合目には〇〇時間以内で到着する

だったり、

  • 脚力をつけるために毎日30分ウォーキングをする。
  • バランスの取れた食事を摂るために栄養について学ぶ。
  • 週に3回ジムに通って登山に耐えられる筋肉をつける。
ただひら
ただひら

ちなみに、富士山に登ることは目的を達成するための手段になりますね。

目標を追いかけるとは「二合目を〇〇時間内で到着する」を目指すことです。

二合目に到達できたら、そこで目的を達成したと勘違いして登るのをやめてしまいます。

本書では、

価値観は進み続ける人生の方向、目標はその途中にあるチェックポイント

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方CHAPTER4

と定義されています。

目標はチェックポイントなので、到達できたかどうか?が分かりやすい指標になります。

なので数字で表現されたり、できた/できないが明確にする内容になります。

このことをしっかり理解した上で、ワークをすると大事なことがはっきり見えてきます。

価値観を見つける5つのステップ

本書では、解説だけでなくワークもあるので自分の大事なことを見つけるのにとても役に立ちます。

大事なこと(価値観)の意味を知るだけではダメで、自分の大事なことを考えないと何の意味も無いからです。

ただひら
ただひら

多くの自己分析本だと解説だけで、後は自力で考えることが多いですよね。

その考え方が知りたいのに…

本書に書かれているワークはとても取り組みやすいです。

しかも、なかなかワークが進まない時の対処法まで書かれています。

なので、一気に自己理解を進めることができます。

ただひら
ただひら

この類のワークは手が止まることは多いですよね。

私はできるだけ静かで時間的にも精神的にも余裕のある日曜の朝、少し早く起きてワークをしてます。

驚くほど自己理解が進みます。

得意なこと

得意なことは無意識なので、気づくために考えることが必ず必要です。

無意識だからこそ、考えないと見つからない

あなたが短所に思っていることも、見方を変えることで得意なこと(長所)になったりするからです。

得意なことを新たに作ろうとしたり苦手を克服しようとするよりも、今ある得意なことをどう活かすかに時間や労力を使います。

何を自分は持っていて、どう活かすかを考える。

釣り竿を持っているのに、山に行っても何もできません。

釣り竿を持っている気づいて、海へ向かおうとすることが活かすということです。

ワークでのおもしろい気づき

得意なことを見つける5つのワークの内の1つに、イラッとした感情を起点に得意なことを見つけるというのがあります。

これは私にとっては、新鮮でおもしろいと思いました。

なぜなら、人にイラッとするということは「なんでこんなこともできないの?」と思っている。

それはつまり、そのことの基準が自分は高いということだからです。

なるほどな、と思いました。

私の場合

人に対して、「なんで行き当たりばったりでするんだろう。」と思うことが多いです。

これは、「計画を立てて、コツコツ準備することが得意」という気付きになりました。

ただひら
ただひら

ちなみに見方を変えると、「イレギュラー対応が柔軟にできない」という見方もできますね。

好きなこと

好きなことは、学生時代に好きだった人への感情を思い出すとわかりやすいです。

もしくは、今で言うと推してる人ですね。

「全部知りたい」「もっと知りたい」感情の対象のことです。

付き合いたいと思ってる人を知ろうとするのに、もはやモチベーションはいりません。

字の如く、夢中だからです。

さらに、その人のどんなところが好きなのかを細分化していきます。

どんなところ?
  • ご飯がおいしいところ
  • やさしいところ
  • 自分の意見を持っているところ
  • 人の悪口を言わないところ

本書では「どんなところ」が得意なことに関連していると書かれています。

どんなところの中で、一番興味のあることを突き詰めていくのです。

お金を払ってでも勉強したいこと

5つのワークの中で「お金を払ってでも勉強したいこと」から好きなことを考えるワークがあります。

大人になってからお金を払って何かを学ぶという感覚が無かった私にとって、とても新鮮でした。

身銭を削ってまで勉強したいことは、すなわちあなたの興味があることです。

ただひら
ただひら

英語、コーチング、お金の知識など。考えてみると意外に出てきますヨ。

本当にやりたいこと

最後に、「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと」を掛け合わせて「本当にやりたいこと」を考えていきます。

好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと

この掛け合わせていく作業が楽しいんです。自分に可能性を感じるから。

また、この「本当にやりたいこと」は最終決定じゃなくていいんです。

あくまで仮説でやってみて、うまくいかなければ3つの視点で修正を考えて、またやってみる。

この仮説の立て方が世界一やさしいんです。

他の自己分析本と違う点

よくあるのは、「自分を深堀りしてください。そこに答えはあります。」と、最後は読者任せになるケースが多いですが本書は本当にやりたいことまで考え抜くことができます。

ここでもワークが用意されているので、ワクワクしながら取り組んでみてほしいです。

「人生を劇的に変える」自己理解の魔法

ワーク後から起こる変化

本当にやりたいことが見つかると、実現するための手段や情報を無意識に探すようになります。

本書でもこれを「カラーバス効果」と紹介されています。

手段や情報を得たら、試さずにはいられなくなります。

それが行動に繋がります。

失敗はもちろんします。

そんな時はまた見直せばいいんです。修正してまた試してみる。

自分らしく生きられたら成功、その上で結果も出れば大成功

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方CHAPTER8

本書の中で、感銘を受けた言葉です。

私は【人生の成功は自分の大事なことに従って生きれるかどうかで決まる】と、この本を通して理解しました。

と、同時にやりたいことの根底にある自分の大事なことを、ちゃんと考えてこなかったんだなとも気づきました。

みなさんにもこの本を活用して人生を良い方向に、それぞれの成功に向かわせてほしいと心から願っています。

この本は世界一やさしく人生を伴走してくれる

これから人生の岐路に立つ度に、この本をきっと読み返します。

私にとっては、【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】は人生の伴走本です。

3人の娘にも大きくなったら贈りたいと思える本です。

本書を購入して1年ほどになりますが、定期的にワークをして読み返しています。

本書を読んでワークをするとやりたいことのリストが作れます。

本当にやりたいことに近づくために、仮説検証を繰り返す。

これからも定期的に読み返して、「本当にやりたいこと」に近づいていきたいと思ってます。

私のように、今まで自己理解のために本を読んではモヤモヤしているのなら本書を読んでワークをしてみてください。

他にも書籍の紹介をしています。

こちらもぜひ読んでみてください。

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